「お見合いをしたけれど、今ひとつピンと来なかった」「初デートをしたものの、会話が弾まず楽しめなかった」などで、すぐにお断りしてしまう方もいらっしゃいますが、それは非常にもったいないことです。たった1～2時間のお見合いや初デートで、お互いに相手のことを十分に理解できてはいません。

そこで今回は、初見の印象だけでお断りするのは避けるべき理由と、どうすればより良い出会いにつなげられるかをお伝えしたいと思います。理想のお相手に出会えずお悩みの方はぜひ参考にして頂けると幸いです。

・お互いに緊張している

初対面の相手と話すときは誰しも緊張してしまうものです。お見合いや初デートの場合はなおさらです。普段なら笑顔で話せることも、初対面の相手の前ではぎこちなくなってしまい、思うように会話が弾まないことがあるでしょう。そのため、お見合いや最初のデートではお互いの本質は見えにくいのです。

・時間が短い

お見合いの所要時間は約1時間、最初のデートは約2時間が一般的です。この短い時間だけで、相手のことを十分に知るのは難しいでしょう。緊張してうまく話せない間に終わってしまった、もっと聞きたいことがあったのに時間が足りなかった、などはよくあることです。最初のうちはお互いに緊張や遠慮があり、相手のよさがなかなか見えないものなのです。
この先の長い人生を共にするパートナーを見つけるために、お見合いや初デートの時間は短すぎることを理解しておきましょう。

お見合いや初デートであまり印象がよくなかったとしても、すぐに答えを出してしまう前に知っておくべきポイントをお伝えします。

１．運命の出会いを感じることは少ない

「初対面でお互いにビビッと来た」「運命の相手だとすぐにわかった」という話を聞いたことがあるかもしれません。しかし実はこれはあまり多くありません。実際には初対面の印象はパッとしなかった、あるいはあまりよくなかったけれど、デートを重ねて相手のことを知るにつれ、愛が深まっていくケースのほうが多いのです。

２．価値観や性格は時間をかけて知るもの

人間関係は一朝一夕で築けるものではありません。結婚相手を見つけるためにもっとも大切な価値観や性格は時間をかけて知るものです。お見合いや初回のデートでは、お互いの興味や趣味について触れることはできても、より深い部分の理解は難しいでしょう。お互いの考え方や人生観を知るためには、少なくとも数回のデートを重ねる必要があります。

３．最初の出会いに多くを求めすぎない

お見合いや初回のデートには、お互いに多くのプレッシャーがあります。緊張や遠慮から思うように進まないことは少なくありません。このような状況で「合わない」と感じた場合も、次回のデートでは新たな話題や違った雰囲気になる可能性があります。最初の出会いにすべてをかけるのではなく、軽い気持ちで次回のデートを楽しむ姿勢が重要です。

４．会う回数を重ねるほど新たな発見や変化がある

初対面では「合わない」と感じた相手でも、数回のデートを重ねる中で変化が見られることがあります。たとえば、初対面のときには緊張していた相手が、次第にリラックスして笑顔で接してくれるようになったり、会話の中で新たな一面を見せたりするかもしれません。デートを重ねる中で、共通の趣味や価値観が見つかることもあるでしょう。最初の印象だけですべてを判断するのではなく、相手を多角的に見ることが大切です。